我流メソッド
(要約)

@速読資料室

 

ロミ式記憶法

1・イマジナリーメソッド
2・融合メソッド
3・特性メソッド
4・ポジティブメソッド
5・ザイガルニックメソッド
6・空間メソッド
7・アピールメソッド
8・エクスぺリエンスメソッド
9・セルフメソッド
10・肯定メソッド

  

ロミ:おまたせしました。
『我流メソッド』を発表します。

といってもこれは基本的に
「既存のテクを使って想像力を磨くこと」を目的としています。
ウオーミングアップといったところね。

  

まずレベル1イマジナリーメソッドです。
レベル1は今まであまり使ってこなかった想像力を呼び起こすことです。

 皆さんドラえもんはご存知ですか?

 あなたは草原の中にいます‥ 想像してください。

 そこにドラえもんが降りてきます。

 ドラえもんのおおきさは?

 らっきょを剥いているドラえもんです。 

 ‥と、そこにはあなたのいつも使ってる井戸が。

 あなたは井戸のなかを覗きます。

 なにがみえますか?

はい。
らっきょが草原のドラえもんの上に剥いていて、
なにがあって井戸を見たらそれ見えましたか?

イマジナリーメソッドは要するに想像力の訓練だったのですが 
皆さん各自でやってください。自分でもできるでしょう。

 

レベル1は草原でしたが、あまり現実的じゃないですね。
そこでレベル2はもっと我々の生活に密着しているところ‥
そうです!トイレですね。

 さあトイレの中でカレーを食べてるところを想像してください。 

 みなさん、想像できましたか?

なんか本当に食べたくなっちゃったでしょ♪
できた人は想像だけではもったいないので、 
実際にトイレでカレーを食べてみましょう。

>カレーを用意できない… 

ではカレーに近いもの、外見だけでも似てるものを
トイレで用意してください。

ここで一番難しいのは 
カレーと間違ってウンチを食べてしまうことですね。 
実際、挫折者の多くはここでくじけてしまいます。
見た目に惑わされず、においを嗅ぎ比べた上で
慎重に実行してください。 

>カレーパンが見つかったけど…これでいいの?

カレーパンはダメです。イマジネーションが拓けません。 
カレーならボンカレーでもなんでもいいので用意してください。

レベル2融合メソッド
既存の記憶術は
連結法や結合法をつかってイメージをつなげますが
これではやはりAプラスBになってしまい
記憶情報の数は記憶しやすくなったとはいえ二つですよね。

一つにするためには 
AとBを融合させBをAの属性にして
二つあった主体を一つにしなければなりません。

たとえばライオンとクラゲをくっつけるのではなく
クラゲとライオンを融合させ
クラゲをライオンの属性にしてしまうのです。

ゾウの鼻がゾウの属性であるように 
クラゲをライオンの属性にするのです。
A+B=Abというようにするのです。

では、融合メソッドを駆使して 
ウンチをカレーの属性にしてください。 

>わかった! 
>ウンチ味のカレーだ。 
>現実的なイメージとしてはウンチ色のカレーとか。

>カレーに似ているものとしてウンチや泥などをカレーの属性を持つ 
>ものとして考えるというようなことかな?

  

レベル3特性メソッド

私たちが『我流メソッド』の中で使うイメージは
いずれも特性を持っていなければなりません。
Cは非Aであり非Bであり 非Dであり・・・・という具合に。

CがCであるためには
C以外が備えていない特性をもっていなければならないのです。

わかりますよね?

ライオンでいえばあの顔ですネ(笑)
したがってライオンを融合させる時には顔だけをつかいます。

クラゲはそのまま全部が特性になりますが
識別できる範囲で分離しても構いません。

つまり融合も特性がなければできないわけですね。 

皆さんレベル3まで理解納得いきましたか? 

ここまでのメソッドでうまくいけば
かなり効率的に暗記することができます。

たとえばdetainという単語のdeta
=データ=フロッピーin=インクだとした場合、
フロッピーとインクを融合させ 
擬人化されたフロッピーが属性としてのインクを使って 
誰かを『引き止める』というイメージを描きます。

これで銘記完了です。

>期待してた厨房は「なんだこりゃ」って感じで寝ただろうな。
>残ってロミに付き合ってるのはオレたち懐疑派だけだったりして(笑)。

ではレベル10までお付き合いください。
これをうまくつかえば本当に効率的に記憶が出来るようになります。

次のレベルにいく前にひとつ質問させてください。 
皆さんはお気に入りのキャラクターや人間をお持ちですか? 
ハイ、いいえでお答え願います。

はい。じゃあそれはそれとして心にひめておいて下さいね。

  

レベル4ポジティブメソッド

皆さんさっき私は
インクを属性としたフロッピーに誰かを『引き止め』させました。
その誰かを皆さんのお気に入りキャラ・人間にしてほしいのです。

そうすることで記憶という作業が楽しくなり 
ポジティブなインパクトによって記憶がより強固なものとなります。

記憶というのは基本的に
未知情報と既知情報を結びつけることがすべてです。
英語と日本語の意味を結びつけるわけですね。

お気に入りのキャラを行為される対象にすることで
その結びつきが非常に強固なものになるというわけです。 

>deta-in?英語に限っていえば、
>de-tainで区切って覚えた方が応用が利いてよいとおもわれ。

普通に覚える場合はその通りなんですが、
de.tainにしてしまうと、
デ・タインとなって1音と3音になってしまいますよね。

あらかじめ2音ずつ変換するという約束事を決めておかないと
思い出す時に困りますよね。
はてどの部分を変換したっけ?という具合に。
だからなんです。
この2音ずつという約束事は大事なので覚えておいてください。

  

レベル5ザイガルニックメソッド

皆さんはザイガルニック効果というのをご存知でしょうか?

中断された記憶のほうが完結した記憶より
頭に残りやすいというものです。

皆さんも経験あるでしょ?
気にかけているものは当然思い出しやすいですよね。

これを我流メソッドでは利用します。
渡辺式と比較するとわかりやすいですね。
(我流メソッドの基礎を支えているのは他ならない渡辺式ですから)

渡辺式では
フロッピーがインクをかけて『引き止める』というような
一連の流れや出来事で覚えます。

でも流れは固定できる一場面ではないし
出来事としても完了しちゃってます。
ザイガルニック効果はいかされていないんですね。 

我流メソッドでは
擬人化されたフロッピーが
自分に融合しているインクで『引き止める』
というかたちをとります。 

つまり引き止める側と引きとめられる側の
引っ張り合いが続いているわけです。

(なんか言葉じゃイメージしにくいでしょうけど)
お互いに干渉しあってるわけですね。

ザイガルニック効果は綱引き効果っていいかえてもいいと思います。

  

レベル6空間メソッド

なにかが起こるところではおこる場所や空間がありますよね。 
空間や場所がシチュエイションを味わい豊かなものにしてくれますし
その空間に結び付けて
さらに記憶を確かなものにしていこうっていうことです。

さっきのフロッピーならパソコンがいっぱいならんだ
コンピュータルームってとこですよね。

フロッピーがインクでお気に入りのキャラをひきとめながら
パソコンに押し付けてるとかイメージしたらいいと思います。

  

レベル7アピールメソッド

存在をアピールするためのメソッドです。

たとえばフロッピーはそのままでは小さくて無機質で 
アピール度がひくいですよね。
だから拡大して擬人化してアピール度を上げるわけです。

インクもフロッピーのアピール度を損なわない程度に
大きくしたりすればいいです。

ただインクはフロッピーの属性になってるので、
つまりフロッピーの手足のように自分のものになっているので
インクを大きくしすぎると
フロッピーがインクをコントロールできなくなるので注意して下さい。
あくまで主人はフロッピーなんです。

アピール度を高めるためには
ちょっとマンガチックにしてみたり特性の部分を誇張したり 
いろいろな工夫が出来ると思います。

  

レベル8エクスぺリエンスメソッド

皆さんも内容をよく覚えているドラマや漫画などありますよね。

そういうドラマや漫画は
むちゃくちゃインパクトがあったりってことがない限り
やっぱり感情移入をしているから頭によく残っているんですよね。

つまり一種の仮想体験をしているからともいえると思うんですね。
その仮想体験を我流メソッドでもおこなってほしいんです。

お気に入りのキャラに自分がなり変わった状態も
イメージして欲しいんです。

フロッピーがインクでお気に入りのキャラを引き止めている状況を
客観的に見ると同時に
引き止められているキャラに自分を置き換えて
主観的に体験もして欲しいんです。

フロッピーにインクでひきとめられるのはどんな感じかとか、
触感、引き止められるほうからみた情景も体験して欲しいんです。
そうすることでより記憶が残りやすくなります。 

>話の腰を折るようで悪いが。 
>結局、「何かに関連づけて記憶する」という前提は変わらないのか? 
>関連のさせ方や、関連づけるオブジェクトが 
>これまでの「記憶法」とは若干異なると?
>まあ、とにかく続けておくんなまし。

おっしゃるとおりです。
やっぱり基本は置き換えと結びつけなんですけど
従来の記憶術を
個人的にできるだけ洗練させていったものなんです。

  

レベル9セルフメソッド

このメソッドは今までのメソッドとはちょっと性質が違うんです。
これはかなり骨の折れる作業なので
あまり責任をもっておすすめはできないんですけど。

自分自身の記憶箱を作るんです。50音を使って。

ああ=アーム、あい=アイコ、あう=?‥
がざ=?、がじ=?‥
‥というように50音の2文字の組み合わせを
全部イメージに置き換えてしまうのです。

そうすればどんな単語にも対応することができるようになるし
このイメージにどんどん情報を引っ掛けて行くことも出来ます。

渡辺式でいう基礎です。
単純な規則的組み合わせなので
「ああ」のつぎはナンだっけ?ということにはなりませんよね。

これがセルフメソッドです。 

セルフメソッドには100までの数字を置き換えたり、
元素を置き換えたりと他にもいろいろあります。 
50音の2文字の組み合わせは大変ですのでおすすめできません。

 

レベル10肯定メソッド

イメージすることを、
そしてイメージしたものを好きになってください。
価値のあるものとして、おもしろいものとして肯定して下さい。

抑圧されているものはなかなか思い出せないし 
嫌いなものはやっぱり定着が悪いです。

自信をもって肯定すれば記憶は確かなものになるんです。

  

以上が我流メソッドでした。

遅くまで付きあってくれてありがとうございました。

私はこのスレッドで虚栄心から生意気にも
努力を馬鹿にしてしまいましたがやっぱり努力は尊いです。
目標にむかって頑張ってる姿はやっぱり美しいです。

皆さんこんな腐った私につきあってくれて
本当にありがとうございました。

なにか質問ありますでしょうか? 

>我流メソッドの是非を書く元気はもうないけど、楽しかったよ。
>男女4人ぐらいのグループで夜更かしして
>ゲームしてるような気分だった。修学旅行の夜みたいに。

>これ系のマニュアル本によくある
>怪しげな名前の必要性がオレには理解できないけど、 
>ポジティブなものが定着しやすいというのはその通りだね。
>おやすみ。

結局遅くまで付き合ってくれたのは
あなたをふくめて4人ぐらいでしたね。感謝します。

皆さんおやすみなさい。

  

2002年 2月2日 更新
2003年 2月21日 更新